Nail Salon MIUS

フランス、パリで活動しています。完全個室のプライベートサロンです。ネイリスト歴約5年の経験を生かしお爪のお悩みや癖を生かしながらも美しく仕上げていきます。まずはお気軽にご相談くださいね。

ネイリスト検定を取ったネイリストは具体的にどんな技術ができるのか。検定別に紹介。

 
 
ネイリスト技能検定試験とは
 
【ざっくり言うと。】
国際的に通用するネイリストの育成を目指した実践に役立つ検定試験。
 
1級を最高として、1級、2級、3級の段階に分かれています。
 

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検定級と、できる技術範囲。
 
 
ネイリスト検定は、国家資格ではないのでこの級を持っていないと、この技術ができないと言うことはないのですが、お客様からも『あなた何級お持ちなの?』と聞かれるくらい、この検定は今では多くのお客様に認知されていますね。
 
 
では級ごとに。3級から。
 
《3級》
ネイリストの基本を学ぶ。ネイルケア、ポリッシュの扱い、ネイルアートに関する基本的な技術。3級で、施術時のネイル道具のセッティング方法、たくさんある細かい用具の扱いがしっかりできているか、ポリッシュ塗布に関しては、はみ出してないか、ムラなく塗れているか、ケアはニッパーを正しく使えているか、手の支えは安定しているか、また出血させてないか。(出血させた時点で試験失格です!)
27項目から試験管が点数をつけ、50点満点中、38点で合格ライン。
 
 
《2級》
サロンワークで通用する技術。つまり、お金をいただけるレベルの技術であるかどうか。余分な甘皮ケアはしっかりと取り除かれているか、カラーリングはムラなく均一かなど。
1〜3級の中では一番やることが盛りだくさん。時間配分をしっかりして、綺麗且つ手早くしなければ時間内に終わらないので、一番ドキドキしたのを覚えてます。
3級と2級で、ケアとポリッシュの技術は被ってはいるものの、2級になると、試験管の審査レベルがぐっと上がります。技術料としてお金をいただきますのでね。31項目から試験管が点数をつけます。もう、あれです、ぱっと見、美しくないものは、とことんチェックされ、落とすか落とさないかを隅から隅までみられます(汗)
ぱっと見といっても、熟練の技術を持った試験管の方達の目には狂いがないからこそ、恐いんですよね。笑
ぱっと見でわかっちゃうからなお恐い!
 
 
 
《1級》
サロンワークで行う基本的な技術が全てできる。試験内容的には、アクリルのスカルプチャーを作り、立体的なアートも時間内に仕上げます。
360度、どの角度から見ても美しいか、爪のアーチも20%〜30%と決まっており、1本だけ綺麗でも駄目で全ての指を総合的にみて揃っているかも見られるので、施術中は同時にいろんなことを考えて時間内かつ美しく仕上げなければいけないんですね。26項目から点数をつけられます。制限時間的には、2級ほどかつかつではないものの、1級は体力勝負!正直、練習も試験も辛かったです...
 
なぜ辛かったかって言うと、その美しいフォルムを作り上げるのに、微調整などで人によっては4〜6種類のファイル(ヤスリのこと)を使用後、さらにシャイナー(爪磨き)で力を入れて磨くんです(泣)
しかも、合格したいから気合を入れて1本700円のシャイナーを3、4本使ったりするので、体力面、金銭面ともに辛かった...w
特に、シャイナーかけるとき、腕が死にます。笑
 
で、磨いた時に、表面がなだらかでないところがあったりすると、シャイナーで磨いてもツヤが出ないので、また前の工程に戻ってやり直したり...
技術内容としてはアクリルのスカルプですが1級で得た技術は爪の癖を理解し、その癖をカバーするように施術したりと、総合的にみてバランスよく美しいフォルムを作るのに必要な目が鍛えられます。
 
 
 

興味のある方は、こちらに採点基準なども載っています♡

www.nail-kentei.or.jp